品管の資料に載りました!?
品質保証(品証)と品質管理(品管)、違いはご存知でしょうか。
また、実際には部署名と業務との関連性はいかがでしょうか。
例えば、ググると下記の(ような)一般的な回答が見つかります。
「品質保証ができあがった製品を対象とした「買い手視点」の活動であるのに対して、品質管理はこれから製造する製品を対象とした「作り手視点」の活動であることです。 また、品質保証は、多くの部門を対象とした全体的な取り組みです」
しかし、私が携わった製造業のクライアントの工場においては、「うちの会社ではもともと品証/または品管という部署があったから」といったことが多く、部署名と活動が直結していない場合もありました。また、どの会社においても、「品証と品管」を別の部署として抱えている会社には出会ったことがありません。
さて、チェコ人の品管マネージャーさんから、とある頼み事をされました。
気が置けない仲間でしたが、その時は即答で「No」。
頭の回転の早い、よく喋る気さくで楽しい方ですが・・・、ちょうど私側で別のとある事件に巻き込まれていたので、「DNA鑑定?」を思い起こさせるようなお願い事は今はNG。
しかし・・・
「いや。無理。」で引き下がるような相手ではありません。
「絶対いいものを作るから協力してくれ〜!!!」とまとわりつかれて・・・
時間節約のためにOKを出しました。
そして出来上がったのがカーメーカーであるクライアントに提出する品管プレゼン資料。
そして、笑顔で大成功!と合図を送った後に飛んできた資料を見て・・・
大爆笑!
マネージャーさんが欲しかったのは、「私の生きた髪」でした。
「髪を一本抜いて恵んでくれ!」
「いや、坊主には一本じゃ足りないでしょ?なんでみんなに声掛けないで私だけ?何を企んでるの?」
といった問答を繰り広げもしたのですが、資料の中のクライアントとのコメントやりとりを見て納得。
資料の一ページに、とある製造ラインで起こり得る「混入物」の一覧がありました。
そこに私の髪の毛一本が「髪の毛」として記載されていました。
クライアントのコメント:
「いや、これ髪の毛じゃなくてワイヤーでしょ???」
品管マネ:今取りたての髪の毛です。日本人😄
クライアント:Unbelievable! (信じられない・・・)😂
混入物がワイヤーであれば、ゴミが混入する=整理整頓ができていない環境だとの指摘を受けるでしょう(シミュレーションですが)。
しかし、クリーンルームでもなければヘアキャップ着用の必要は特にないので、髪の毛が落ちることも想定された上で「ライン規格問題なし」との認証になっていました。
品管マネが立証したかったことは、髪の毛程度はOKとクライアントから曖昧な回答を得ていたが、ワイヤーぐらい太い髪の毛だとNGですよね?ということ。
品管マネさんは、曖昧な表現が嫌いな方。将来的にちょっとしたことでクライアントからクレームがつかないように、NG対象を詰めているところでした。
私の髪は・・・
特にチェコ人の女性の方々から褒め称えられる
強くて、太くて、伸びるのが早い髪!
チェコ人の女性においては、特に、妊娠・出産時に髪が薄くなって困ったという方はとても多いように思えます。
私は逆に・・・
髪なんて伸びなかったらいいのに。
あー、量が多くて暑苦しい、頭が重いー!
と感じている方です。
髪を常に染めているのも、痛めた髪だと扱いやすいから、黒色であれば太陽光を吸収しすぎて夏場本当に暑苦しいから・・・というのが理由です。
おしゃれー♪がメインではないんです。
黒髪もステキですよね。
髪が伸びるたびに品管ネタを思い出すと共に、人がいいなぁと感じるものもそれぞれなんだなーと髪が教えてくれています。
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