私はクジラ。生理痛に生理休暇をどこまで知ってる?
Namiko Sakamoto

男性の方で、家族内や友人・知人の女性と生理について深く話をしたことがある方は少ないのではないでしょうか。

女性の方は、女性同士で生理について話をされますか?こちらもあまりないのでは。盛り上がる話題でもありません。

言語にかかわらず、生理休暇や生理貧困についての話題を見かける/耳にするようになったのは昨年です。

少し驚いたのですが、日本の労働基準法にて生理休暇の規定自体は1947年に既に盛り込まれていました。

生理休暇を取得するには、自分が生理であることを伝えなければなりません。これは当然?

「今生理です。」

これってとても繊細な個人情報に感じるんですけど・・・。

「体調不良」の一言ですませたいなー。

とはいえ、権利を行使したければ証言せよ(証拠を提示せよ)という仕組みは理解できます。

チェコの労働基準法には生理休暇の規定はありません。

チェコの法定有給休暇は、正社員で20日。正しくは「160時間」。

なぜ時間で?

正社員でも、通常の1/2や2/3といった労働時間/月での契約も可能であるため、就労日数で有休を換算すると損するケースも出てくるためです。

法定有休は20日間ですが、従業員ではベネフィットとして有休が25日のところも多いですね。

今年私がいただいた数件のジョブオファーでは全て25日でした。

そこにさらに、Sick Days/Sick Payといった制度が用いられているところも多くあります。

「Sick Days」を疾病休暇、傷病休暇と訳すととても大袈裟です。

企業により異なりますが、一般的には3日〜1週間の更なる有休を意味します。

今日体調悪いから仕事休もう。明日、ちょっと用事があるから休もう。金曜日を休みにして三連休にしよう、どれも有休。

利用の仕方は自由です。

上司には、「Sick Day 取得します」と伝えるだけで構いません。

(※通常は事前承認を得ます。)

医師の診断書なども必要ありません。

「Sick Days」という名称に関わらず、取得目的は自由です。

ではなぜ一般の有休に盛り込まないかというと、有休と分けておいた方が運営上楽だからです。

有給休暇の日数をコロコロ変えるのは書類上も人事システム上も手間がかかります。また、法定20日をカットすることはできません。

別の「プラスアルファの休暇」であれば、業績が下がった際には、従業員に対し「来年この制度は一時停止」と通知するだけで成り立ちます。

・・・

生理痛やその時期には個人差があります。

私においては、下半身の重み、痛み、むくみ、便秘、だるさや微熱などが主な症状ですが、生理痛が一度もなかった経験はありません。

また、その時の体調や精神状態(疲労感)にも大きく左右されます。

通常は生理痛が一週間、体調が優れない時はPMSを含め二週間ほど続きます。

例えば、風邪をこじらせて仕事をすると「なんかパフォーマンスいまいち」と感じますよね。

そう、「なんかパフォーマンスいまいち」の状態が一ヶ月の半分を占める時もあります。

そんな生活をずっとしてきたので、諦めの境地にいます😇

正直、生理痛だろうが熱が出ようが怪我をしていようが、自分が大丈夫だと思えば仕事をしてきました。

パフォーマンスが悪いことを呪っても仕方がないし、『周囲も誰も気づいていません』。

そうなんです。

誰も気づきません!!!

気分はげっそり、貧血気味なので顔色悪い、体がむくんでる・・・

といった日でも、「今日も元気だね!」「調子いいね!」と言われるのが普通。🐦 🐦 🐦

私の周りの女性でも、生理だから機嫌が悪くしんどうそうにしている人はいません。

様々な工場で、女性のラインリーダーさんに尋ねてみました。

「生理の時に立ち仕事を続けてするのはきつい。女性の方で休憩したいとか不満を言う方いませんか。」

どこで聞いても、「みんなそんなものだと思っているから特に何もないね。」との回答でした。

共通認識は「そんなもの」

つらいことはつらいのみんな一緒なんだけどなー

そこで、私がある程度年を取ってから使うようになった表現が「クジラ状態」。

陸に上がって身動きをとりたくてもとれないクジラ。体力だけでなく気力も限界に達しそう。

しんどさが伝わりやすい。

かといって、早退する・休みを取るといったことはありません。

また、生理がどれだけしんどいかを徹底的に訴えかけたいとも思いません。

しかし、女性の社会参加や登用を文書上だけでなくリアルに実践していくには、女性に我慢を求める仕組みでは成り立ちません。

生理中の女性は、古代から忌み嫌われる傾向にありましたが、これは生理についての生物学的、医学的情報が少なかったため。

現在は情報に溢れていますよね。

生理休暇の悪用、生理の話をするなんてはしたないという声もあるようですが、なぜそう思うのでしょう?

例えば男性の方、ご自身の妻やお母様、お子様(お嬢様)に無理して我慢して働いて欲しくないですよね。

しんどい時は休んで欲しいですよね。

様々な制度を一般論で話すと、中立的な、時には冷たい意見に行き着きますが、自分の身近な人を例に考えてみると、「どうあって欲しいか」という共通点はすぐに見つかるのではないでしょうか。

生理休暇を有給とするか無給とするか、マネー・マネー・マネー💰、難しいところですね。

私見ですが・・・

「生理」という言葉を使わなくても月に数日休めるような早退できるような仕組みが欲しい。有給であればなおさら歓迎!

しかし、工場運営に携わっていたり経営者であったこともあり、「なんでも有給」というのは常に利益を出し続けている会社でなければしんどいということも理解できます。

では、国の予算に盛り込んで制度化する?

増税でしょうね。

といったように、今後も建設的な議論が続き、各社の実態に見合った運営方法や国(地域)の支援策が見つかれば良いなと思います。

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