神話を打ち砕かない=止めを刺さない
Namiko Sakamoto
阪本 なみ子

神話に逸話

イメージや古典観念

邪魔なものもありますが

人それぞれが大切にしている部分もあります

「話し合いや議論が大事」

仕事においても一般的なことです。

しかし、確かに大事なのですが、私の優先順位は「時間節約」がNo.1でした。

先日、お客様から5本のメールへの回答をいただく必要があったので、電話をかけお時間をいただいたところ・・・

「ごめん、千件近く未読メールが溜まっていて・・・。」との回答。

そうだと思ったのでお電話させていただきました!


ゆっくりと落ち着いて仕事ができることもあれば、そうでないこともあります。

そのため、常に時間は節約したい。

議論の場(打ち合わせ)を10回繰り返すことにメリットがあるケースは少なく、物事を直球でストレートに伝えることで作業を効率よく進めることができます。

しかし・・・「論破」とも騒がれているように、話をするのが得意だから、戦略的に物事を据えて上手く進行するように「相手を言いまかす」、「言い丸める」と捉えられてしまう時もあります。

『自分の意見が正しい!と主張することには全く興味なく、くだらない議論に時間費やすのが嫌なだけなんですけど・・・。』

20代の若造(私)のため息に、50代の方がかけたアドバイスは・・・

「じゃあ止めを刺さなかったらいいよ」

はぁ・・・。

「相手の主張/アイディアもすごく良いけど、この場には相応しくないので、また別の場でぜひ活用できる・・・といったように誉め殺しにしてしまえばいい。

阪本さんは、相手の計画がどれだけ穴(不備)だらけか的確に描写するでしょ。その人にとってはたぶん切り刻まれているイメージ。」

💡なるほど!


この仕事での経験が「母親」になってから大変役立ちました。

親心も本当に人それぞれで、「子供の喧嘩や小競合い」において親が巻き込まれた時に起こることは・・・

「うちの子供は絶対に悪くない(絶対にそんなことしてない/言ってない)」と激しく擁護する親に出会うこと。

私の感覚は、「子供はお互い色々無駄口たたいて、言い合って、悪さして・・・」なので、「誰が悪い!」というのは特に大事ではなく、「なんかあったねー、ま、お互いごめんでまた仲良くすればいいんじゃない?」といったもの。

とはいえ、子供擁護の親に出会った時には上記のような感覚では通用しません。

「うちの子は絶対に悪くない」という看板を掲げているので。

子供のことにおいては「時間節約モード」がオンになることはないので、半永久的に議論を繰り返してもいいのですが・・・

止めをささない=誉め殺しにする技に少し応用を効かし、

「神話を打ち砕かない」方法を用いています。

相手のお子さんがすごく良い子だということはわかっているとはっきりと伝え

→しかし、誤解が生じることもあるし、子供も大人もちょっとした余計なことを言ったりしたりするのはよくあること。

→こちらの主張が正しくないこともあると思うので、まずは皆で話をする機会を設けたかっただけなので、その他気になること、こちらの主張がおかしいところはどんどん言って欲しいと「意見交換」の場であることを強調する。

すると、「そっちが悪い!」と攻撃されているという訳ではないことを理解し、「看板」を下げてくれます。

同時に、当事者の子供たちも何があったかを言いやすい状況が生まれます。

親の機嫌を取る必要がなかった私ですが、子供によっては「親が自分に対して抱いているイメージを崩してはいけない」と必死になっている子もいることを知りました。

そのため、「神話(イメージ)」は守りながら、「次からお互い気をつけようねー」と何があったか過去のことはあまり掘り下げず、これからまた仲良くしようという合意を取り付けるのが最適です。


仕事においては「業務を遂行したい」だけ。

人との関係においては「仲良くやっていきたい」だけ。

私にとってはどちらもとてもシンプルなことですが、人の感覚はそれぞれ異なるため、どんなことも簡単には進みませんね。

やはり、「相手の立場に立って」という思いやりを持ち、自分がしたてに出ることを忘れないのが一番ですね。

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