『ドイツ連邦警察に物申す』コラボ🌟
Krkonoše

また国境付近・・・

そしてふと思い出した出来事は?

自分自身を振り返ると、やはり今も昔も変わらないなぁと感じる時。

少しは丸くなったけどね😉

日々の生活にもビジネスにおいても「理不尽」はつきもの。

ギャーギャーわめく、ビールと一緒にスカッと飲み干す、どこかで鬱憤ばらしを・・・。

人それぞれ、やるせない状況を乗り越える方法を見出さなければならない。

🔹🔹🔹

シェンゲン協定加盟国内では、国境における身分証明書(IDやパスポートなど)チェックは廃止されている。

しかし、「正当な理由」があれば、警察といった当該機関が外国人の身元チェックを行うことは良しとされている。

ドイツはチェコに対して意地悪なところがあると、客観的に感じることが時々あります。

(チェコ在住日本人。しかし、ドイツには友人もいれば、昔から何かとお世話になっている国なので、どちらかの国をえこ贔屓したいという気持ちはありません。どちらも好きです、念の為。)

🔹🔹🔹

おそらく13年ほど前のこと。

チェコからドイツに入った国境付近の田舎町で、ドイツ警察に車を止められた。

チェコ人3名と日本人の私。

シェンゲン協定はどこにいった?💢と私だけ不快感を現しながらパスポートを渡した。

チェック時間が長い。チェコ人3名の身分証明書でも20分程。そして私のパスポートは返ってこなかった。

ドイツ人警察官3名は楽しそうに雑談、飲食。真夏で暑い。こちらも喉が乾いてくる。

「ちょっと聞きに行ってくる。」と短気な私。

え!?だめだよ!大人しく待ってなきゃ!

あ、そうか・・・

ドイツ東西分裂中に、ベルリンで「壁」を見ながら生活をしていたことがある方。共産主義といった時代に色々な面倒ごとに巻き込まれて生きてきた方。「理不尽なことにも従う、黙って耐える。」ことが時には必要だということを身をもって理解されている。

この忠告は重みがある。

しかし・・・

「私は何も悪いことをしていないのに1時間も取り調べる理由は知りたい。」と思ったので、

「大丈夫、ドイツ語で💩って言わないから安心して!」と真面目に誓って警官の輪に向かった。

英語で話す。

警官は、「ドイツ語しか分からないよ」といった態度。

「ドイツ人のヒラ警官が英語を話せるなんてこれっぽっちも期待してないわ」と心の中で啖呵を切りながら(かわいくないですねー🙅‍♀️)、英語でわかりやすく「ボスに電話してください」と伝えた。

こういうケースにおいて、私は外国人としてドイツ語を話す必要はない。

ドイツ語を話すことを要求するのであれば、ドイツ警察側が通訳者を呼ばなければならない。

・・・といったことは理解していたので。

「ボスか通訳者」を英語とジェスチャー(!)で繰り返した。

もう一つ上の位に上がれば英語が話せるはずと睨んで。

電話に出た上長は一言目に、「Sorry」と誤り、理由を説明した。

「同じSAKAMOTOとい名字の日本人のパスポートが盗まれたため、念のために時間をかけてチェックした。」

正当な理由・・・。

ま、私には「チェコのナンバープレートの車」へのただの嫌がらせにしか見えないが、「正当な理由」を盾にされては仕方ない。

理不尽だなぁ・・・。

ちょうど数日後、ニュースで「ドイツ国境付近の牽制とも思われるドイツ警察のパスポートチェックが横行している」ことを知った。

💡

じゃあ、私の一例も紹介しよっと!

そこで、チェコ内務省にメールを送りどこに連絡をとったら良いか問い合わせたところ、チェコ外務省の担当部署から直接連絡をいただいた。

こういった事例を紹介いただけてとても助かる。私の個人情報を添えてドイツ側に報告することに同意するかどうか。

「同意」

そして、その後忘れた頃(半年後)に、チェコ外務省を通してドイツ連邦警察(Bundespolizei)からドイツ語で回答をいただいた。

迫力のあるロゴ・・・(本当にお世話になりたくないなぁ😅)

ドイツ語できないって伝えたけど無視だよね (予想通りだけど)

回答の内容?

ドイツ社会の仕組みやドイツ人の思考は日本と似ているところがある。

そこに、日本とは異なる「個人主義」が花を添える。

1 警察側はすべきことをしたまで

と擁護しつつ・・・

2 炎天下の中、私たちを車で待たせ、警官たちは楽しく飲食・おしゃべりを楽しんでいるように見えた=誠実性に欠ける行動に対して

少しは謝罪があるのでは?

と予想した上、訳してもらうと・・・

ビンゴ!

しかし、もう少し政治的な回答でした。

「警察官の行動が、もし本当に貴方が主張するようなものであれば」という前提にて、「そうであれば正しくない行動を取り、不快な思いをさせたことを残念に思います。」

とのこと。

「遺憾」という言葉はなし。謝罪もなし。

特に期待はしていませんでした。

それよりも、チェコ側の関係当局を通して一外国人の体験を別の国に伝えることができて良かったなと感じました。

強いものに対抗するのは難しいこと。

しかし、相手を敵対視する必要もなく、淡々と伝えることを伝えるだけで良い時もあると感じます。

ブラックリストに追加されていないことを願いながら(小心者)😂、

親しき友人の忠告は素直に受け止めるのが大事だと感じながら、

できることはするというスタンスで、今も昔も変わらず生きています。

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