ドイツ に親近感が湧く理由

– German investments in Czechia & Mrs. Angela Merkel – 経済、文化、人という豊かさ 「ドイツ経済に追随のチェコ経済」という分析は、数値の上では可能です。 しかし、陸続きのヨーロッパ、歴史歴背景から見ても、「数値だけが物を言う」関係ではありません。 仕事でドイツ企業ともかかわることが多いのですが、ドイツ系企業の工場と日系企業の工場内、似ているようで少し違うなと感じる点が多いですね。 理由は・・・? Contents1 ドイツの母(という呼び方にも賛否両論はございますが)、16年間ドイツを率いた女性2 経済的パートナーになるにはもう少し! ドイツの母(という呼び方にも賛否両論はございますが)、16年間ドイツを率いた女性 ドイツ史上初の女性首相、東ドイツ出身、そして科学者(物理学者)。 常にヨーロッパおよび欧州連合(EU)にてリーダーの役割を担っていたアンゲラ・メルケル氏は、16年の任期を終え今年政界を引退されました。 チェコ最大のカーメーカー #Skoda Auto(シュコダ・オート)がフォルクスワーゲングループの傘下であることからも分かるように、チェコの経済とドイツの経済は切っても切れない関係にあります。チェコはまだ独自通貨(チェコ・コルナ)を使用していますが、ドイツからの「ユーロ導入」圧力は定期的に話題になります。 メルケル前ドイツ首相は、英語やロシア語が堪能なことで有名でしたが、チェコ語もおできになることをご存知でしたか? プラハの有機化学・バイオケミストリー研究所に、博士課程研究の一環として半年間滞在されていました。現在でも、チェコ人研究者の方々の交流は続いています。 さて、ドイツにおいて、まだまだ根強い「東・西」の意識・感情。 西ドイツ出身?東ドイツ出身? その方の出身により東欧諸国に対する意識が多少異なるのも事実です。 余談ですが、チェコ人と東ドイツ出身の方、西ドイツ出身の方が揃うと・・・微妙な雰囲気です。 解説しやすい例では、上記の状況でざっくばらんに話せる方々が揃うと・・・、冗談で東西の悪口合戦が始まります。 そこに、「チェコが比較対象」として登場します。 「西ドイツの〇〇よりはチェコの方がまし」 「東ドイツの〇〇よりはチェコの方がまし」 (部外者の私は、どこが?なんで?と質問をしなければ分からないパロディーも多いですね。) ドイツ人は基本「チェコ好き」な方が多いです。 しかし、ビジネスレベルになると「見下す」、「小国の要望は聞かない」といった態度も見られます。 また、チェコ人側からすると給与(報酬)格差を感じるため、グループ会社内の打ち合わせなどでも威圧感を感じることもあるようです。※当然、皆が皆ではありません。 メルケル前ドイツ首相は、チェコをはじめ東欧諸国の存在を意識する方として有名でした。 フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、ルクセンブルク・・・といった西欧諸国からすると東欧諸国は欧州連合の復興基金(返済不要の補助金)目当てのお荷物でしかありません。 そのため、「基金を利用できるんだから、無駄に自分の(反対)意見を述べないで「はい」と首を縦に振ってね」といった見方をしています。 しかし、メルケル前ドイツ首相が、「チェコやその他の東欧諸国を含めての議論・協議が必要」という姿勢を見せることで、他の西欧諸国の政治家もそれに倣う傾向がありました。 経済的パートナーになるにはもう少し! ドイツ新首相にショルツ氏が就任されたのは12月8日。 就任後最初に訪れた国はフランス、そして二番目はポーランド。 ポーランドは、チェコと違い欧州連合においても「交渉」が上手な国です。 国境を接している国としては、その他チェコ、スイス、オーストリア、デンマークにベネルクス三国がありますが、どのような順番で訪問されるかも注目されています。 ほんの少し前ですが、2019年までの東欧におけるドイツ最大の投資先であったのはエストニアです。こちらも歴史的背景が強いのですが。 それが、今ではチェコが一番となったのは、チェコ自身のヨーロッパにおける経済的重要性が高まったからであるというのも過言ではないでしょう。 チェコに進出している大手ドイツメーカー: シュコダ・オートをはじめ、下記の二社にも数回仕事でお伺いさせていただいたことがあります。 事務所の他ラインも見学させていただきましたが、「働きやすい作りだな」と感じました。 安全・衛生の観点からは言うまでもなく整然とした作り。活気のある工場内。また、訪問者に対して作業員の方が笑顔で挨拶される環境はステキですね。 ボッシュ(Bosch):https://www.bosch.cz/en/ コンチネンタル(Continental) :https://www.continental.com/cs-cz/ … Continue reading ドイツ に親近感が湧く理由