チェコ ふんわりちょこっと

いつ見てもステキですね・・・。 〜ちょっとした旅に出るようなリラックスした気分でご覧いただけましたら幸甚です〜 チェコの特徴はと聞かれて真っ先に思い付くのは「海」・・・がないこと。 潮風を感じない内陸国です。緯度は北海道より高いものの、シベリアから寒気が流れ込まなければ、凍てつく寒さを感じることもそれほどありません。(とはいえ冬場はダウンジャケットにニット帽マスト。) 日本と異なり(ほぼ)室内全室暖房完備なので、廊下やトイレだけ寒いといったこともなく、工場に勤める日本人駐在員の方々も、日本の工場よりずっとあったかいと大満足。 夏場は日照時間が長く、ほんの少しですが夜10時頃まで日が沈まない時期もあります。 観光都市で有名なプラハ、夏場はレストランやバーも歩道や中庭のテーブル席が賑わいます。イギリスのパブのように、ビール片手に外で立ち飲みといったことはあまりありません。ゆったり腰掛けてじっくりトークを楽しむイメージです。 チェコでも、「一杯ひっかけに行こうよ。(Jdeme na jedno.)」が通用しますが、その一杯は(ワインといったお酒ではなく)ビールを指します。ビール大国の歴史を物語るかのようですが、チェコ初のビール醸造所は、1118年に設立されました。現在のようにキーンと冷えたビールではなく、当時は暖かいビールを飲むのが一般的だったことご存知でしたか? さて、基本情報も少しチェックしてみましょう。一番のポイントは、「今はもうチェコ🇨🇿ですよー」といった点でしょうか。日本人の方々の間では、「チェコスロバキア🇨🇿🇸🇰」という印象が大変強いことをLinkedInで知り合った方々を通しても感じました。 続いて、チェコとスロバキアが一つの国であった時期のざっくりとしたイメージです。 ・第一次世界大戦後からナチス・ドイツに占領されるまでのおよそ20年間 ・第二次世界大戦後からビロード離婚までのおよそ50年 チェコが王国して栄え出したのは10世紀頃。当時、スロバキアはハンガリー王国の支配下にありました。チェコもスロバキアもスラブ民族といった共通点はありますが、言葉(文法)も異なります。チェコとスロバキアは今でも一つの民族だ、統一国家が必要だといった意見を耳にすることは特にないように思えます。私と同年代の方々であれば、一般的にはチェコ人はチェコ語、スロバキア人はスロバキア語を話すことで会話が成り立ちます。学生といった若い世代においては、テレビ放送などの影響から、スロバキア人がチェコ語を理解することは割とできようです。一方、チェコ人の子供たちがスロバキア語に身近に触れる機会は、母方や親戚がスロバキア人といった場合だけのように思えます。        さて、その他の外国人はどうでしょう。主なチェコ在留外国人を見てみましょう。 各国との国境沿いではチェコ語・ドイツ語、チェコ語・ポーランド語、チェコ語・スロバキア語が混在しています。(チェコ語・オーストリア語はありません😊) また、主な在留外国人一覧から分かるように、ウクライナ語やロシア語が聞こえてくるのもご想像いただけるかと思えます。方言もありますが、理解し難いといったレベルのものではありません。イントネーションによって大体どこ出身か検討は付きます。また、第二都市ブルノにおいてはウイーンの影響を大きく受けているので、プラハでは聞かない単語もあります。プラハとブルノの関係は、東京と大阪のようだと例えられるかもしれません。 あれ、アジア人が混ざってる!とお気づきになられた方もいらっしゃるかもしれません。こちらも歴史的背景が。1950年台に北ベトナムと旧ソ連(圏)で締結された合意により、学術・技能向上の目的でベトナム人がチェコに数年間滞在できたことが始まりです。プラハには、大人気のベトナム市場があります。時々友人と遊びにいったり、ゴーヤやライチを買ってきてもらったりしています。 さて、歴史の話をするとどうしても小難しくなってしまうのが陸つながりのヨーロッパ。支配勢力の縮小拡大により領土が変わる、王が変わる、民の生活が変わる。 「チェコの歴史、この人なしに語れない」という視点から数人候補者が浮かびますが、歴史的存在(大御所)としてはやはりカール四世。14世紀に神聖ローマ皇帝に即位しボヘミア王国を反映と導いたチェコの王。プラハやその他のチェコの都市に中世の街並みが今でも残るのは、カール四世により都市開発が進められたためです。 Autor: Circle of Mistr Theodorik – 1./2. Vlastnoručně oskenováno from: Bohemian art of the gothic and early renaissance periods, Press Foto, Praha3. detail from: File:Anonym – Votive Painting of Archbishop Jan Očko of … Continue reading チェコ ふんわりちょこっと